前立腺がんと薄毛パターンに関連性、米国国立癌研究所
米国国立癌研究所(NCI)で、前立腺がんと薄毛に関連性を見出す研究結果が発表がされ「Journal of Clinical Oncology」9月15日号に掲載された。(2014.9.16)
45歳の時点で、前頭部と頭頂部がともに薄い人が危険
まずはじめにこういった研究結果は、あくまである側面からの統計データであるということを忘れないで欲しい。
今後の薄毛治療やがん治療に有益に活かすための研究であって不必要に不安を煽るためのものではない。
米国国立癌研究所の研究グループ(マイケル・クック博士ら)は、米国で1993~2001年に登録された約4万人(55~74歳)の男性についての追跡調査を行った。
なんといっても、薄毛とがんについてのこんなに大規模な追跡調査(約8年間・4万人)は初めてらしい。で、4万人を追跡調査した結果、このうちの1,138人が前立腺がんと診断されていた。
さらに、この1,138人の頭髪状態を調べたんだ。面白いことをするよね、面白いと言うとあれだけど、薄毛との関わりを調べるための発想だ。
その結果、45歳の時点で前頭部・頭頂部が共に薄毛の人は、そうでない人よりも後に前立腺がんを患うリスクが40%高いという統計結果が得られたんだ。
ただし、前頭部と頭頂部の両方が薄毛の場合のみで、他のパターンの薄毛では前立腺がんとの関連性は認められなかった。
年齢も45歳より後ではなく、あくまで45歳時点だ。
このような研究結果が薄毛と癌の両方の治療に役立つことを願う。
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