【自毛植毛】 単一植毛(ニードル法・Choi式)
単一植毛(ニードル法・Choi式)とは、採取したドナー(移植のもととなる部位)をグラフト(株)分けし、専用の植毛針を使用して1本1本植えつけていくニードル式の植毛方法だ。
単一植毛(ニードル法・Choi式)とは?
元々は1992年に韓国の国立慶北大のキム教授が、毛髪以外の体毛(眉毛・睫毛・ひげ・陰毛など)用に開発した植毛法で、キム教授の名前を取り、Choi式とも呼ばれる。現在では頭髪の植毛にも使用されている。
毛髪は、1つの毛包内に1~3個の毛根を含むケースが多いが、この単一植毛は毛根単位でグラフト分けするんだ。1つの毛根、つまり毛を一本ずつ植毛していくという方法だ。頭髪の移植技術としては最小単位の方法なんだ。
1本ずつなので物凄い時間と手間を要しそうだけど、「植え込む際の方法」がニードル式なので、穴あけと植え込みを同時に行う事ができ、治療を効率化している。
東洋人は髪の色が黒いため、白い傷跡が目立ちやすく、また一つの毛穴から生えている髪の本数が少ないという特徴があるため、この単一植毛(ニードル法・Choi式)は日本人に適した植毛法と言えるだろう。
単一植毛のメリット
●ナチュラルで美しい仕上がり
単一植毛(ニードル法・Choi式)は一本一本丹念に植毛していくので、毛髪が生えている角度やグラフとの高さなど微妙な調整が可能だ。
柔軟にヘアスタイルをデザインでき、自然で美しい仕上がりであることが最大のメリットといえる。また、眉毛や髭など自然さが求められるデリケートな部位に対しても最適だ。
●ショックロスが起こりにくい
ショックロスとは、植毛した部分に既存の頭髪が残っている場合、移植した植毛の影響で、既存の毛が抜け落ちてしまうことを言う。単一植毛ではこのショックロスが、スリット式に比べて起こりにくいのも大きな利点だ。
●傷跡が残りにくく、痛みも少ない
単一植毛はニードル式で植え込み作業を行うために、スリット式と比べて傷が残りにくく、術後の痛みも少ない。
単一植毛のデメリット
●時間とコストがかかる
ニードル式によって効率的に植毛できるように工夫されて入るものの、やはり1本1本丹念に植えこんでいくため時間とコストがかかる。なので広範囲ではなく、自然さが求められる生え際などのデリケートな部分に使用するケースが多い。
●植毛できる毛髪の密度に限界がある
1本ずつの植毛のために、その他の自毛植毛技術と比べると、どうしても密度が低くなってしまう。
移植元の毛髪が太く濃い場合には素晴らしい効果を発揮するが、移植元の毛髪が細い場合、植毛したい箇所によっては、密度に不満が出るリスクもあるので、医師と話し合い詳細な検討が必要だ。
単一植毛の費用感・相場
クリニックによるが、単一植毛(ニードル法)の費用感・相場は、2,000本で45~60万円ほどだ。
クリニックによって差があるのは、各クリニックがキャンペーンも行っていることと、単一植毛の技術には職人的要素も求められるため、医師の技術によって技術料が変化するためなんだ。また本数が多いほど、1本あたりの値段は安くなる。
本数と範囲の目安は、M字部分であれば退行具合により片側250本~750本程度、頭頂部であれば進行具合によって1,000本~4,000本程度が必要だ。
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