【自毛植毛】 FUT法
FUT法とは、毛包単位で採取し、スリット式で植え込む、現在世界的に最も主流の自毛植毛技術だ。多くのAGA接門クリニック・自毛植毛専門クリニックで取り扱われている。
FUT法とは?
FUTとは、フォリキュラー・ユニット・トランスプランテーションの略。「フォリキュラー・ユニット」とは、髪の毛・皮脂腺・起立筋を1セットとした、毛包単位の呼び名だ。
それを「トランスプランテーション」、つまり移植して植毛するということなんだ。
このFUT法という自毛植毛技術は、現在最も普及している。日本だけでなく、世界的にスタンダードな自毛植毛技術となっているんだ。
移植元の後頭部から、横長に帯状の長方形を切り取り(=ドナー採取)、採取したドナーを、髪の毛を植え込む箇所にメスで切り込みを入れ、ピンセットで1毛包単位で植えていく(スリット式)。
似た自毛植毛術に、バンドル植毛とFUE法がある。
バンドル植毛との違いは、植え付ける方法が「スリット式」か「ニードル式」かの違いであり、FUE法との違いは、移植元の毛髪の毛包(ドナー)を「メスで切り取る」か「切らずに専用器具で採取する」かの違いだ。
FUT法のメリット
FUT法が最も主流の自毛植毛となっている理由は、やはりメリットの大きさといえる。
●顕微鏡を使用し、1毛包ずつ慎重にドナーを採取
移植元のドナーを、シングルブレード(一枚刃)のメスと顕微鏡を使用し、細心の注意を払って採取するため、発毛に大切な毛根にダメージを与えることなく採取できる。
●FU単位での株分け
FU単位(毛包単位)での株(グラフト)分けを行うので、移植先の部位からの発毛率が非常に高い。前提として自毛植毛は、移植した毛根が移植先に「全て」定着することはあり得ず、必ず定着できないロスが出るんだけど、毛包単位で切り取るFUT法では、毛根の定着率が95%と100%に限りなく近いんだ。
FUT法のデメリット
●時間がかかる
FUT法でのグラフト分けは非常に細かい作業であるため、時間を要する。また、採取元の髪の毛が細く薄い人だと、高密度での植毛が難しいケースがある。
●ドナーを採取した移植元の後頭部に、1本の線が残る
ただ、時間の経過とともに全く目立たなくなるので、これはデメリットには入らないかもしれない。
・現在、世界的に最も主流の自毛植毛技術
・毛根の定着率が95%と100%に限りなく近い
・非常に細かい作業であるため、時間を要する
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