育毛剤の特徴
育毛剤は、薄毛や抜け毛が気になり始めた頭皮を清潔に保ち、健康で丈夫な髪を育てやすくするために使用するもの。製品によって特徴や配合成分が異なるため的確なチョイスが大切だ。
さまざまなタイプの育毛剤
育毛剤の目的や役割は、いくつかのタイプに分けることができるんだ。もっとも多いのが、頭皮の血行を促進するタイプだ。
このタイプの育毛剤は、毛細血管を拡張して血流の量を増やし、毛乳頭にしっかりと栄養を届けることを目的としている。
髪が育ちやすい頭皮環境を作ることが育毛の第一歩という原理に基づいて作られているんだ。
ほかには、頭皮を保湿して柔らかくするもの、毛母細胞を活性化する栄養素を配合しているもの、脱毛の原因となる男性ホルモンを抑制するものなどがある。
医薬品の育毛剤と、医薬部外品の育毛剤
育毛剤には、医薬品と医薬部外品のものがある。
医薬品は、治療のために開発された薬で、薬事法の基準をクリアしているので効果や効能を謳うことができる。
いっぽうで医薬部外品は、医薬品と化粧品の間にあり、医薬品のように効能や効果を謳うことはできない。ちなみに日本で販売されている育毛剤の6割以上が医薬部外品だ。
医薬部外品の育毛剤には基本的に「毛を生やす」という効果はない。あくまでも、頭皮の環境を整えて健康な髪を育てやすくするという効果に期待できるというものだ。
だからといって医薬部外品に効果がないということではなく、医薬品ほど即効性はないものの、育毛効果がしっかりあらわれるものも沢山あるんだ。
頭皮環境の悪さが脱毛や薄毛の原因だった場合には、期待以上の効果を実感できることもあるんだ。
・育毛剤には医薬品と医薬部外品がある
・育毛剤はいくつかのタイプに分けることができる
・国内の育毛剤の6割以上は医薬部外品