毛髄(メデュラ)
毛髄(メデュラ)は直射日光などの熱から頭部を守る働きをしています。
毛髄の太さとAGAの因果関係は無いと考えられている
髪の毛を輪切りにすると3つの層に分かれていますが、毛髄(メデュラ)は一番内側の芯にあたる部分です。拡大してみると空洞を多く持った複雑な組織です。この空洞は熱の調整を行う機能を持っています。この空洞は毛髪のツヤに影響を与えるとも言われています。
しかし毛髄は全ての髪の毛に存在するわけではありません。太い髪の毛ほど毛髄も太くなり、細い髪の毛ほど毛髄も細くなる傾向があります。また産毛には毛髄は存在しません。さらに欧米人の頭髪には、大人であってもこの毛髄が存在しない事が多いです。この辺の理由はまだ解明されていません。
現在のところ、「毛髄が太いからAGAになりにくい」といったAGAとの因果関係は無いと考えられています。AGAでは髪の毛がヘアサイクルの中で成長しない内に脱毛するため、抜け落ちた毛は細いですが、この抜け落ちた毛の毛髄はかなり細いか、毛髄が無いという状況だと考えられます。