髪の毛の一番外側を包んでいる毛小皮（キューティクル）は、手触りやツヤなどを左右する重要な組織です。

このキューティクルを顕微鏡で見るとわかるのですが、ツルツルではなく、うろこ状になっています。ちょうど竹の子の皮のようなイメージです。

キューティクルには外敵から髪の内部を守る役割があります。頭髪のケアで髪に直接栄養分を与えたい場合は、このキューティクルに弾かれないようにする必要があります。

そのためにはキューティクルが持つ「湿度・温度が上がると開く性質」を理解する必要があります。髪を温かいお湯で洗うことで湿度・温度を上げてキューティクルを開き、そこへ栄養分を流すと毛皮質や毛髄といった髪の内部まで浸透させることが出来ます。

ただしキューティクルは同時に「熱に弱い」という性質も持っているため、ドライヤー等を強く当てすぎると傷んでしまいます。キューティクルが痛むとツヤやみずみずしさが失われ、ダメージヘアとなります。

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