ハミルトン・ノーウッド分類
ハミルトン・ノーウッド分類とは、AGAの進行度合いを7段階に分けた、非常に有名な指標です。主に前頭部と頭頂部に焦点を合わせ、薄毛の進行度合いをⅠ~Ⅶで表しています。
薄毛進行度合いの基準を作ったJ・B・ハミルトン
半世紀以上も前、J・B・ハミルトンがAGAの進行度合いを7段階に分類しました。
薄毛は徐々にじわじわと進行していきますから、どこからが薄毛なのかということは明確にしにくいものですが、ハミルトンは男性型脱毛症の症状を明確に定義しました。
それは「額の生え際の先端が、頭頂線の前方3cmを越えて後退」した場合に、それを男性型脱毛症と定義付けたのです。例えば1.5cmの後退では、まだAGAとは診断されないということです。
この「3cmを越えて後退」を「2cm」に修正したのが、のちのノーウッドという植毛外科医です。よって、ハミルトン・ノーウッド分類と呼ばれます。
さてハミルトン・ノーウッド分類の具体的な進行内容については、AGAの進行パターンのページで説明しています。
この分類法は現在でも幅広く使用されていますが、基本的に欧米人を対象に作られた分類法であるため、これに日本人向けの改良を加えた「高島分類」が日本では多く使用されています。