毛球
毛球とは頭皮に埋まっている側の、髪の毛の先端の膨らんだ部分です。中には毛乳頭や毛母細胞があります。また毛球をより詳細に見ていくと、「母毛」「内毛根鞘」「外毛根鞘」の3つの組織から成り立っています。
毛球の仕組み
毛球は毛の生産・成長に非常に大切な組織である、毛母細胞や毛乳頭などを含んだ部分の総称です。髪の毛を抜くと、生え際の先端が膨らんでいると思いますが、その部分が毛球です。毛球は、内側から「母毛」「内毛根鞘」と、その外の層の「外毛根鞘」からなります。
毛母
毛球の主成分にあたります。毛母細胞と色素細胞から構成されています。
内毛根鞘(ないもうこんしょう)
外毛根鞘との毛母の間にある組織です。外毛根鞘が毛球部から存在するのに対し、内毛根鞘は毛ができてくる付近から存在します。
外毛根鞘(がいもうこんしょう)
毛球から毛包の全長に存在する、一層の細胞層です。ヘアサイクルに重要な役目を果たしています。