毛細血管
毛細血管とは閉鎖血管系に存在する、動脈と静脈をつなぐ細い血管です。髪の毛よりも細く、全身の細胞に張り巡らされています。
毛細血管の構造
様々な栄養分を運び、代わりに炭酸ガスや老廃物といった体に良くないものを受け取っていきます。
AGA(薄毛)との重要な関わりにおいては、毛乳頭へ毛細血管がつながっており、髪の成長に必要な育毛有効成分を運び受け渡します。
しかし同時に、テストステロンといった男性ホルモンの一種も運びます。
5αリダクターゼがテストステロンと結びつくことがAGA発症の原因ですので、AGAに対してだけを考えると、テストステロンまでを運んでしまうというのも毛細血管の役割です。
毛細血管内の血液の流れは非常にゆっくりとしたものです。全身の細胞が活発に働けるのを支えているのも毛細血管のおかげです。
ちなみに全身の血管の中の約半分である50%が毛細血管です。
毛細血管を強くするには
毛細血管はただでさえ細いのですが、その内部構造は複雑です。細い血管のなかに、さらにパイプが入っているのです。つまり断面は2重のパイプ状になっています。
内側のパイプを「血管の内皮細胞」といい、外側のパイプを「血管壁細胞」といいます。血管壁細胞は年齢とともに徐々に老化していき、ボロボロになります。
更に歳を重ねるとやがて血管自体が無くなってしまいます。
毛細血管を強くするには、外側のパイプと内側のパイプをつないでいる「Tie2(タイツー)」と呼ばれる成分を活性化させることが大切になってきます。
Tie2は、外部からの食品の摂取により活性化させることができます。特に有名なのは、「桂皮」とよばれるシナモンの一種です。
桂皮エキスを含む食品は、シナモンパウダーや八つ橋などを摂取するとよいでしょう。